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では、改札口を通り、駅前へ出てみましょう。
駅本屋は須和田駅と同じような作りで、壁面がベージュ、屋根瓦が赤に塗られているのも同様です。ただ、窓枠がうす緑色に塗られている点が異なっています。
待合室は、世間話に花を咲かせるお年寄りや高校生、小荷物を窓口に預けようとしている人などで、結構にぎわっています。
駅本屋と棟続きで、当鉄道の本社が建っています。地方私鉄にありがちの擬洋風二階建てです。ここは後ほど、ご挨拶に伺うことにしましょう。
駅前には見事な植え込みがあり、大木が立っています。
駅前広場に面して、バス車庫やタクシー車庫、日通の荷受所が建ち並ぶ中、正面に土産物屋があるのは観光地らしいところ。でも有名観光地と違い、一軒しか建っていませんが。 |
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上の写真は鴻駅前。
左から、貨物ホーム上屋、駅本屋と本社、タクシー車庫。
右手前は土産物屋。
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バス車庫は、当鉄道の傍系会社「上総鉄道バス」のもの。かなり古い建物のようで、屋根のトタンは赤錆びてボロボロ。切符売り場の女性の話では、戦前の建築だそうです。
中にいるバスは、これも最近珍しくなったボンネットバスです。塗装は鉄道と同じくベージュとオレンジのツートンカラー。車体の裾は緑色に塗られていてます。
車庫の横は水田ですが、4月とあってまだ田植え前。水を張っただけです。あぜ道では、農家の夫婦が一休みしています。
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上写真の左端がバス車庫。奥の二階建てが本社。
手前の夫婦の横にあるのは、稲木置き場。
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駅本屋に向かって左側の貨物ホーム上屋は、半分倉庫を兼ねたタイプです。屋根の下には、肥料の袋が山積みになっています。
その左隣の日通荷受所では、ちようど小荷物の受付中です。
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