H団体客輸送 前ページへ 表紙へ

 DB2は再び上り列車を引いていき、須和田からハフ1とワ1を増結して戻ってきました。

 ハフ1は、10年ほど前に車体更新したものの、オープンデッキの木造車なので、めったに動かないのだそうです。それが出動したのは、鴻温泉へ向かう団体客が来るからとのことです。

 DB2による入れ替えが済むと、今度はDB1が動き出します。編成が長くなるので、出力の大きいDB1を使うようです。

 通常の1輌に2輌増結し、3輌編成となった上り列車が団体客を迎えに行き、戻ってきました。

 最後尾の客車は、ハフ3と表記されています。これも2軸車ですが、半鋼製で好ましいスタイルをしています。明らかに、日車製のレールカーを客車化した車輌ですね。少し前まで、地方私鉄でしばしば目にしたタイプです。

 当鉄道では、団体客があっても臨時列車が出ることは滅多になく、たいていはこのように定期列車に増結するそうです。団体客といっても、せいぜい数十名程度なので、これで十分対処できるわけです。

 まれに100名を超えるような団体客があった場合、不定期貨物列車のスジを使って臨時列車を運転するのだそうです。
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