東武鉄道6050系 2019.10.12 新設 前ページへ 実物鉄道へ 表紙へ

(6050系4連 栗橋~新古河 2019.7.30)


 現在の東武鉄道の車輌で、私が一番好きなのが6050系です。
 かつて日光線の快速用だった6000系の下回りを流用して製造された電車で、2扉セミクロスシートの車体は先代と同様です。
  高速でも安定した走りで、走行音も重厚です。
 下回りが古いので、クハに乗車すると旧式コンプレッサーDH25の重々しい音と振動を楽しむこともできます。

(6050系4連 栗橋~新古河 2019.7.30)


 2019年現在は、日光線南栗橋以北で運用されています。日光線と鬼怒川線の普通列車が主ですが、日光線の急行と区間急行の運用もあります。
 急行と区間急行は4連で運用され、普通列車は4連か2連です。

(6050系2連 東武日光 2010.9.19)


 2017年までは、日光線と鬼怒川線の全線で運用されていました。
 快速と区間快速が中心で、浅草を6輌編成で発車し、下今市で日光行きの2輌を分割、更に鬼怒川線終点の新藤原で2輌が分割され折り返し、残りの2輌が野岩鉄道経由で会津鉄道の会津田島まで乗り入れていました。
 他に、臨時の尾瀬夜行に使われた時期もありました。

(6050系2連 新藤原 2013.2.25)

(6050系2連 新藤原 2013.2.25)

(6050系2連 新藤原 2013.3.12)


 行き先表示は昔ながらの方向幕。分割併合を頻繁に行っていたため、車内にも方向幕があるのが特徴です。

 

(新藤原 2013.2.25)


 6050系の車内はボックスシートがズラリと並び、国鉄の急行型や旧型客車のような感じです。座席の座り心地も良く、折りたたみ式の大きなテーブルも付いています。
 いかにも「旅をしている」という感じがして、良い車輌です。
 窓が大きくて、眺めも良好です。

(新藤原 2013.2.25)

(下今市 2013.2.25)


 6050系の連結器はもちろん密着式で、電気連結器も付いているので、編成分割や連結の作業はあっさりしています。
 でも分割併合していた時代、下今市と新藤原では、やはり数分は停車していました。
 そのため、下今市ではその時間を利用し、駅弁の立ち売りが健在でした。

(下今市 2013.2.25)

(6050系6連 東向島 2013.2.25)


 6050系は地味な車輌で、従来は実物誌でもあまり取り上げられることがありませんでした。
 でも近年、『鉄道ピクトリアル』誌で特集号が組まれるなど、注目を集めつつあるようです。
 実際、特別料金不要で気軽に乗れる電車としては、最良の部類に属します。
 特に4扉ロングシート車ばかりの首都圏にあっては、稀少な存在です。
 ステンレスカーが行き交う中、貴重な鋼製車でもあります。

 本形式の寿命が尽きても、同種の2扉車で置き換えてほしいものです。



 
 東武鉄道が鋼製車ばかりだった時代の写真は、次ページをご覧ください。

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