能 登 前ページへ 実物鉄道へ

(489系9連 金沢 2009.8.10)


 寝台特急「北陸」の姉妹列車として、上野〜金沢間を結んでいたのが、急行「能登」です。
 急行といっても、「北陸」と変わらない俊足でした。
 趣味人にとっての一番の魅力は、もちろん489系ボンネット車を使っていたこと。子どもの頃、181系に憧れた私には、やはり特急らしさを一番感じさせるスタイルでした。
 残念ながら、「能登」も季節列車へ格下げされ、485系化されてしまいました。

(金沢 2009.8.11)


 塗装が国鉄色に戻されてからは、見栄えも良くなりました。こうして見ると、国鉄型車輌には、やはり国鉄色が良く似合います。

(金沢 2009.8.11)


 「北陸」と並ぶ「能登」。
 「能登」もかつては客車列車でしたが、新幹線が長野まで伸びる前、上野〜金沢間を昼間に結んでいた特急「白山」の間合い運用として、489系を使うようになりました。更なる間合い運用として、当時から「ホームライナー」にも使用されており、効率が非常に高い運用をしていました。

(福井 1999.8.20)


 かつて「能登」は、福井まで走っていました。
 福井鉄道や京福電鉄へ乗りに行く時、上野から乗り換えなしで、安価に行けるありがたい列車でした。
 489系を使っているので、座席の座り心地も急行型の「臨時大垣夜行」よりはるかに上でした。
 唯一の問題は、塗装がまるで似合っていなかったこと。いわゆる「白山色」は、JR化後の新塗装のうち、最低の部類に属するように思います。

(上野 1999.8.19)


 この日は観光シーズン中ということもあり、「指定席は全車満席」との車内放送が流れていました。東京発車時は、自由席も通路まで満員でした。
上へ
inserted by FC2 system