DB1形「ラストラン」 2016.8.7更新 前ページへ 実物鉄道へ 表紙へ

 〔DB9+スハフ4+スハフ6〕

 大井川鐵道井川線のDB1形で、現存するのはDB8と9のみです。
 でもATS未設置のため、本線上の走行は2009年3月27日(土)が最後となりました。
 最終列車には事前に予約した60名が乗車。幸い、私もそのうちの一人でしたので、本ページでご紹介いたします。

   (井川)

 私の乗車した下り列車は、10:45に井川着。お目当てのDB9編成は、構外側線のトンネル内にいました。
 ちなみにこのトンネルの先は、かつて堂平までの貨物線でした。終点の堂平は現在、ダムから汲み上げたヘドロの置き場にされてしまっています。

 私が乗ってきた列車の折り返し後、トンネルから出てきて本線上へ。
 この後、到着した下り列車は前述したトンネル内に待避して、道を空けます。
 
 お供をする客車は、スハフ4とスハフ6。
 DB1形にピッタリで、素晴らしい編成美を見せてくれました。

 下はスハフ4の銘板。
 「帝国車輌 昭和28年」とあります。
 

 スハフ6の下回り。
 さすがは現代、エアータンクや若干の機器類が下がっています。
 でも履いているのはアーチバー台車。
 井川線の客車はこれが標準ですが、この乗り心地を体験できるのも、今となってはここだけです。

 DB9の側面。
 エンジンは換装したため、新製時よりだいぶ静かになったそうです。
 KATOWORKSの文字が素敵です。
 

 運転台。
 鉄道車輌というより建設機械のような感じです。

 特別列車は予定通り、12:25に発車しました。
 
関の沢橋梁上で、2分間停車しました。

 「秘境駅」として名高い尾盛に到着。
 ここは人家ゼロで道路も無い、正真正銘の無人駅ですが、この時だけは多くの乗客やカメラを構えたマニアによって賑わいました。

 アブと区間ではED902が前に付きます。
 もう二度と見られない、貴重なシーンです。

 連結完了。
 

 アプトいちしろでED902を切り離し、再度単独で走行します。
 

 キャブの後ろから、窓ガラス越しに前方を見ると、離れていくED902が見えます。





 奥泉では、甘酒が振る舞われました。
 
 桜の美しい土本駅で撮影会。
 

 一時的にヘッドマークを外すサービスもありました。
 気分はすっかり森林鉄道です。

 14:45、千頭着。
 DBが切り離され、ターンテーブルで方向転換されました。
 これが本来の向きなのです。
 

 最後に、DD20との並びが実現しました。



 右写真は、全てが終わり、人影もまばらになった千頭駅にたたずむDB9。

 これからも、川根両国区での入替作業に活躍することでしょう。
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