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(キハ24027 津軽五所川原 1996.8.14)
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現在は軽快気動車が主力の津軽鉄道も、1996年夏に訪問した時はまだ旧型気動車しか走っていませんでした。
写真のキハ24027は、国鉄から3輌払い下げを受けたキハ22です。ワンマン化改造されて、主力となっていました。当時東北や北海道ではどこにでもいた平凡な気動車ですが、落ち着きのある塗装がよく似合い、好ましい雰囲気でした。
津軽鉄道オリジナルのキハ2400形4輌も健在でしたが、ツーマン車なのでラッシュ用となっていました。
新潟鉄工所製津軽21形の、最初の2輌が入線したのは、この3ヵ月後のことでした。
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(ナハフ1201+タム501+オハ46-2 津軽五所川原 1996.8.14)
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かつて、非電化地方私鉄の多くは、数輌の客車を保有していました。日中は気動車が走り、朝夕のラッシュ時や団体客輸送の時は客車列車が走ったのです。これは国鉄のローカル線でも、普通に見られた光景でした。
津軽鉄道は、そうした運用を最も遅くまで残していた鉄道の一つです。
これは除雪用として、2輌のDLを保有している影響もあるのでしょう。
客車は、国鉄から払い下げられたものが主力でしたが、左写真のナハフ1201は一見しておわかりの通り電車の改造です。元西武鉄道クハ1155で、撮影の前年に廃車となっていましたが、この時点で同型車2輌が健在でした。
その向こう側のタンク車は、気動車の燃料を輸送するため国鉄から払い下げを受けたものです。
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(オハフ33-1+オハ46-3他 津軽五所川原 1996.8.14)
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国鉄から払い下げを受けた客車は3輌あり、オハフ33が1輌とオハ46が2輌でした。いずれも、標準的な旧型客車です。
この3輌は、「ストーブ列車」として有名です。
津軽鉄道のDL牽引では暖房が使用できないことから、昔ながらの石炭ストーブを使用していただけなのですが、1980年代から観光客に人気の列車となりました。
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(キ101他 津軽五所川原 1996.8.14)
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冬季に活躍する除雪車。
かつて、東北の私鉄ではどこでも見受けられた、国鉄払い下げのキ100形です。
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(キ101 津軽五所川原 1996.8.14)
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(トム2+トム3 金木 1996.8.14)
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当時、バラスト散布用としてまだ3輌在籍していたトム1形は、開業時から在籍している貨車でした。当初は、12輌が製造されたそうです。
いわゆる「観音トム」で、個性的なスタイルをしています。
ぜひ模型化したい貨車です。
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(ワム5 津軽五所川原 1996.8.14)
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こちらは木造有蓋車ですが、残念ながら廃車済で、車籍は既にありません。
ホームに面して留置され、時刻表や掲示物が貼られています。
車内には、ストーブ列車用の石炭が貯蔵されているそうです。
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(津軽中里 1996.8.14)
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終点の津軽中里駅に残る機関庫。
好ましいスタイルの、単線木造機関庫です。
やや長いので、模型化する時は半分くらいの長さで設計すると良いでしょう。
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