小湊鐵道の台風被害2013 復旧編 前ページへ 実物鉄道へ 表紙へ

 前ページでご紹介した小湊鐵道の不通区間は、2014年3月20日に開通しました。
 被災地点の線路は、左写真の通りです。前ページと比べてみてください。
 真新しいバラストが、何だかまぶしく見えます。
 でも、レールは相変わらず10mレールのようです。このアンバランスなところがまたいいですね。

       (写真は全て2014年3月31日撮影)

 駅に掲示された開通のお知らせです。
 開通の翌日より、小湊鐵道とその沿線を舞台に「中房総国際芸術祭いちはらアート×ミックス」が開催されましたので、その乗客輸送に間に合ったわけです。
 左下は被災地点。崩壊した築堤が、きれいに修復されています。
 無粋なコンクリートで固めたりしないところが、小湊鐵道の良いところでしょう。
 下の写真は開通区間をゆくキハ203です。高い築堤上のキハ200は、絵になりますね。
 芸術祭の開催中とあって、平日にもかかわらずかなりの乗客が乗っていました。

 終点の上総中野で、いすみ鉄道のいすみ200形と並ぶキハ207。
 久しぶりにこの光景を眺められて、実に嬉しく思います。

 さて、無事復旧した今、必要なのは人を集めること、つまり復興でしょう。
 幸い、いすみ鉄道も乗客が増えて、この上総中野も賑わうようになりました。数年前までの閑散とした光景を知る身には、別の駅のようです。
 次はぜひ、魅力的な車輌による「房総横断列車」を走らせてほしいものです。
 ここには作り物ではない、本物の自然と農村があるのですから。
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