小湊鐵道の台風被害2019④ 2020.2.29新設 前ページへ 実物鉄道へ 表紙へ

(キハ200形2連×2 里見 2019.12.28)


 前回の訪問から1週間後、里見~養老渓谷間が復旧すると報道されました。ああ良かった。早速、様子を見に行きましょう。

 報道では午後から運転再開とのことで、午前中は里見止まりです。
 とりあえず、里見まで行きましょう。
 すると、ふだんは使っていない2番線に、キハ200の2連が停車中。左写真の右の編成です。サボが入っていないので、試運転用の編成なのでしょう。
 でも、エンジンはかかっていません。
 駅員さんのお話では、前夜に月崎から先で「線路に穴が開いている」のが見つかり、復旧作業中。試運転列車はいつ動くかわからず、動いても月崎までだろうとのこと。

 どうすべきか悩みましたが、とりあえず里見駅から飯給駅方向に歩き、1週間前に軌陸車の方向転換を撮影した踏切へ行くことにします。

 先週、土砂が積み上げられていた切り通しはもちろん綺麗になり、このあたりは運行再開に支障は無いようです。
 1時間半ほど待っていたら遠くからタイフォンの音が…。

(キハ200形2連 飯給~里見 2019.12.28)


 先ほどの試運転列車がやって来ました。
 2ヶ月間不通だった区間ですが、列車は快調に走っています。

(キハ200形2連 飯給~里見 2019.12.28)

(キハ200形2連 飯給~里見 2019.12.28)


 しばらくウロウロしてから同じ場所に戻り、帰ってきた試運転列車を撮ります。
 前面が逆光ですが、まあ仕方ないですね。



 この日の午後から、里見~月崎間で運転が再開されました。

(キハ200形2連 飯給~里見 2019.12.28)

(月崎~上総大久保 2019.12.28)


 次に、運転再開を阻んだ「月崎の先の線路の穴」を見に行きます。
 代行バスで上総大久保へ。
 途中の車窓から様子をうかがうと…うん、見えました。ここですか。

 上総大久保駅の手前で降り、月崎方向へ歩くこと10分、パワーショベルが線路上に乗っています。
 線路に穴は開いていないようですが、築堤の側面が崩れています。
 

(月崎~上総大久保 2019.12.28)

(代行バス 上総大久保 2019.12.28)


 上総大久保駅手前の県道上に設けられた、臨時バス停に戻ります。
 代行バスは旧型車で、いい感じです。

 その後は上総久保へ移動し、夜景を撮ってから帰宅しました。

(キハ200形2連 上総久保 2019.12.28)

(代行バス 養老渓谷 2020.1.11)


 年が明けてから、残る不通区間、養老渓谷~上総中野間を見に行きました。
 
 養老渓谷駅前には、今や見慣れた代行バスが停車中。

 ホームから上総中野方向を眺めると、遠くにトラックのようなものが見えます。
 そう、軌陸車です。

(軌陸車 養老渓谷 2020.1.11)


 こちらももはやお馴染みとなった軌陸車。
 着いたのが夕方だったためか、動いていなかったのが残念でした。



 結局、この区間が復旧したのは約半月後でした。



 それにしても度重なる被災により、関係者の皆さまは本当にご苦労なさったことと思います。経営面では、これから大変になる部分もあることでしょう。

 ともあれ、運転再開おめでとうございます!

 また乗りに行きますね!
 
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