加悦SL広場B 2022.6.26新設 前ページへ 実物鉄道へ  表紙へ

 SL広場という名称でも、DLが4輌もいました。いずれも個性的な素晴らしい機関車でした。

 中でも、私が最も好きだったのは森製作所製のDB201です。
 森製作所製のDLは「森ブタ」と呼ばれ、蒸気機関車改造のものが多かったのですが、このDB201は動輪のタイヤ部のみ加悦鉄道の手持ち品で、あとは新製したそうです。
 何と動態保存されていて、キハ101を牽引して走っていたのは驚異でした。
 余計な装飾は一切無く、機能一点張りの無骨なスタイルには、たまらない魅力があります。
 非力で小さな機関車ですが、現役時代は東急から来たサハ3104等を牽引していたのはちょっと驚きです。 
 

 私の16番ゲージレイアウト「上総鉄道」DB2の、プロトタイプでもあります。
 模型は右写真をご覧ください。製作記は月刊『鉄道模型趣味』誌2011年3月号(通巻810号)に発表済です。
 
     
     
   
 DC351は、1969年に廃止された南部鉄道から来たDLです。南部鉄道唯一の現存車でもありました。
 一見してわかる汽車会社製の35t機で、サイドロッドの付いた好ましいスタイルです。
 
 加悦SL広場閉園後、幸いにも五戸町に里帰りを果たすことができました。
     
     
     
   
 KD-4は、これも一見してわかる加藤製作所製のDLです。
 昔のDLは、製造会社ごとに個性的なスタイルでした。
 加悦鉄道廃止後、加悦SL広場になってから日本専売公社岡山から来た機関車で、動態保存だそうですが、残念ながら動いているのを見たことがありません。
     
     
     
   
 DB202は、これも加悦鉄道廃止後に、加悦SL広場が受け入れた機関車です。
 前所有者は神奈川臨海鉄道でした。
 












 いずれも貴重な機関車ばかりですが、移設保存されたDC351以外は行き先が決まっていないようです。
 今後がとても心配です。
  
     
上へ

続く

inserted by FC2 system