鉄道模型について 表紙へ

(右からDB2+ト1+ワ1+ハフ3)


 鉄道模型の楽しみ方は、千差万別です。

 運転会などでの走行を重視する方、車輌を集めるコレクター、車輌工作に力を入れる方、レイアウトやジオラマ作りを楽しむ方…。

 それらを使った写真撮影に、秀でた技術をお持ちの方もいらっしゃいます。模型車輌に小型カメラを積んで撮影しながら走らせたり、レイアウト上のアクセサリィを動かすギミックを組み込む楽しみ方もあります。蒸気で走らすライブスチームも楽しそうです。

 むろん、どれが良い悪いということはありません。鉄道趣味自体が裾野の広い、奥の深いものですから、模型の楽しみ方もいろいろあるわけです。その中から、自分に合ったものを選べば良いのでしょう。
 さて、私はいわば、「物語型」でしょうか。レイアウトから車輌まで、自分の作ったストーリーに沿って製作し、心象風景を現実化するのです。

 現実の鉄道には、歴史的、地理的な必然性があって敷かれています。鉄道を取り巻く自然や町並みは、それを反映しています。乗客は、目的があって利用します。貨物や荷物は、それを必要とする場所へと運ばれます。

 それらを物語にまとめ、模型作品にするわけです。
 
 私の「上総鉄道」は、レイアウトの各場面、各車輌に個々のストーリーを織り込んであります。だから製作者である私は、眺めているだけでも十分楽しめます。平凡な田舎の風景、普通の日常生活を再現した地味な作品ではありますが、短編小説をいくつも読んでいくような充実感を感じるのです。

 物語性をさらに追求したのが、ジオラマ「ミシン商会」です。こんなジオラマをたくさん作り、摂津鉄道方式で一つのレイアウトにまとめてみたい。そんな夢も持っています。

 鉄道模型の各種工作については、下記ページをご覧ください。工作技法や工具、その他諸々の解説を書いていきます。

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