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(上総牛久 2012.1.7)
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実物でも模型でも、夜景は魅力的です。
ネオンやビルの照明が華やかな都会も美しくはありますが、真っ暗な田舎にポツンと立った信号機の赤も、何ともいえない風情があります。
そこへやって来る2輌編成のディーゼルカー。
前照灯がレールに反射し、キラリと光ります。
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小湊鐵道 |
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(上総牛久 2010.2.13)
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機芸出版社刊『レイアウトテクニック』に、河田耕一氏による駅本屋の製作記が掲載されています。
国鉄型の標準的な駅本屋の特徴を、上手にとらえた秀作でしたが、特に印象的だったのは、電灯をいくつも付け、回路を別にして、段階を追って消灯できるようになっていた点です。これで実物同様に、まずホーム、次に待合室、といった具合に消灯できるわけです。
ストラクチャーひとつでも、物語が作れるわけですね。
他にも夜景で重要なのは、もちろん列車の室内灯です。
ポイントや街灯も点灯できると、なお良いと思います。
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(上総牛久 2013.1.5)
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(上総牛久 2013.1.5)
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一畑電気鉄道(現・一畑電車) |
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(津の森 2000.7.30)
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レイアウトの夜景は素敵ですが、製作も保守も容易ではありません。
私も旧「上総鉄道」で、夜景を取り入れました。ストラクチャーは倉庫以外の全てに室内灯を付け、電柱の街灯まで点灯できるようにしたのです。
でもその結果、レイアウトの下面は膨大な数の電線が這い回ることとなりました。そこに走行用のフィーダーやポイントマシンのフィーダーも加わるため、いったん結線部の接触不良などが起きると原因の特定に大変な苦労をしました。
しかも当時はLED電球など無く、普通の米粒球ですから、しばしばニクロム線が断線します。狭い屋根裏では、街灯の米粒球ひとつを交換するのに一時間以上かかる始末。
旧「上総鉄道」が未完成のまま終わったのは、当然のことでした。
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名古屋鉄道 |
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(新岐阜 1998.12.29)
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現「上総鉄道」はその反省から夜景は断念し、複数の編成の同時運行も諦めました。ですからフィーダーは2ヵ所のみで、あとはポイントマシンの配線だけです。そのおかけで電気的なトラブルは皆無。実に気持ち良く運転できます。
まさに、「レイアウトに欲張りは禁物である」ということですね。
でもいつの日か、左写真のような美しい夜景を再現してみたいとは思っています。
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弘南鉄道 |
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(大鰐 2011.12.25)
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大都会の夜景も魅力的ですが、地方私鉄の夜景からは独特のわびしさが感じられます。
日中でも乗客が少なく寂しい駅が、夜になるとさらに閑散としてしまうのです。
でも、待合室の明かりは、ここが現役の生きた駅であることを示しています。
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