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〔1968年4月訪問〕
国鉄房総西線との接続駅です。
レールは国鉄と繋がっていて貨車は直通しますが、駅舎は別です。旅客はいったん国鉄駅を出なくてはなりません。駅前広場を右に歩き、最初の交差点を右折、踏切を渡ると当鉄道の独自の駅本屋があります。
どことなく、近隣の小湊鐵道の駅本屋と似ているのは地域性でしょうか。
おそらく創業以来の建物のようですが、よく手入れされ清掃も行き届いており、古さを感じさせません。壁面はベージュ、屋根は赤と、少々派手に塗られています。当鉄道は最近、観光にも力を入れているそうなので、そのためなのでしょう。
駅本屋の向こうからは、ディーゼルエンジンのアイドリング音が聞こえてきます。 |
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駅本屋の右側にはささやかな広場があり、子どもたちの遊び場となっています。
ホームは片面のみで、機回し線があり、その向こうには資材置き場があります。
ホーム上には便所が建っています。
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さらに進むとホームが終わり、国鉄との接続線と引き上げ線があります。隣に脚だけになった蒸気時代の水タンクと、朽ちたポンプ小屋が建っています。
引き上げ線には、木造の2軸客車が2輌留置されています。かなり古びた客車ですが、駅本屋同様、明るいツートンカラーに塗り分けられています。それぞれ、「ニフ1」「ハフ1」と表記されています。
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逆に、ホームの終点側には貨物ホームがあります。小私鉄の起点には珍しいのですが、これは近くに肥料工場があるためだそうです。
ここで積み込んだ肥料は、小さな有蓋車で鴻駅へ運ばれます。
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旅客ホームには、DLが牽引する混合列車が停車しています。
さあ、切符を買って乗車してみましょう。
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